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独立行政法人国立病院機構 函館病院

消化器科からのお知らせ

胃もたれ・腹部膨満感外来開設のお知らせ

2020.10.7

消化器科『水島 健医師』着任に伴い新たな専門外来を開設、また便秘外来を増設します。

【胃もたれ・腹部膨満感外来】毎週木曜日午後・予約不要  担当医師 水島医師

【便秘外来】毎週火・金曜日午後・予約不要  担当医師 火:津田医長、金:水島医師

 

胃もたれ・腹部膨満感外来開始ご挨拶

水島 健(北海道大学消化器内科所属)

胃もたれ感(食べ物がいつまでも胃の中に残っている感じ)、早期飽満感(食べている途中で満腹感が出て食べられない感じ)、腹部膨満感(お腹が張って苦しい)、便秘に長い期間苦しんでいる方がいます。内視鏡検査、腹部エコー検査、腹部CT検査を行っても、原因となる器質的疾患を認めない場合には、機能性ディスペプシアや機能性腹部膨満、機能性便秘と診断されます。消化管機能が異常で起こる症状です。
胃の機能障害には、食べたときに胃のふくらみが悪い(胃拡張障害)、胃の内容物が胃から排出されないで長く胃に残る(胃排出障害)、胃粘膜が弱い刺激にも感じやすくなる(胃知覚過敏)などがあります。また、大腸の運動能が異常では、腸管にガスや便が溜まったりします。機能障害を引き起こす原因は様々ですが、脳調相関といって心理社会的ストレスも原因になります。当院では、水を飲みながら胃のエコー検査を行い、胃の運動や知覚を評価する飲水超音波検査や大腸のエコー検査などを行い、病態に応じた治療を試みます。